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5.防湿対策をする

1.スタイロフォームBOXで防湿

湿度が高い環境なだけに、ここも結構悩んだところです。防湿対策は必須です。バスルーム側から水が入り込むのは論外ですが、冬場など結露しやすいテレビには厳しい環境です。最初はテレビ丸ごと配電ボックスのようなものの中に収めてシールドしようと考えましたが、どれもサイズがぴったりくるものはありません。何よりテレビ本体より高価なものばかりでした。

すき間に発泡材

 スタイロフォームBOX化する

そこで考えたのが「スタイロフォーム」です。床下の断熱材としてホームセンターで格安で売られています。これをカッターで切って

脱衣場の壁とユニットバス側の壁の間に挟み込んでいきます。

壁と壁の幅を計ってカッターナイフで丁度に切ったスタイロフォームのピースを斜めに入れて「平行」または「直角」に戻すとスコッと入ります。

こまめに切ってBOX化する

補強のため入っている材木などもうまくよけて挟んでいきます。多少隙間が空いても後で発泡スチロールスプレーで補完しますから神経質にならなくてもいいです。終わったら後でファンを設置するところ1か所を除いて(私の場合は左上)発泡スチロールスプレーで完全にすき間をふさぎました。

2.発泡スチロールスプレーで隙間をシールド

ちなみに、この発泡スチロールスプレーは1日~2日は大丈夫ですが「1回使いきり」と思ったほうがいいです。また、この中の液体はかなりしつこい液体で

衣服につくとほんと取れません

から注意してください。作業中ガラスやテレビにくっついても後が大変ですから、塗装用のマスキングテープを使って十分養生します。私の場合この作業を、テレビ本体もスピーカーも取り付けてからやったので養生が大変でした。ガラスだけの時にやってしまったほうがいいです。後からモクモクと膨らんできます。余分なところはいったん乾いてからカッターで切り取るのがいいです。どろどろの時に成形しようと、触るとしつこいようですが工具も何もかも後がほんと大変です。

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3.パソコン用の12Vファンで湿気を防止

これはスタイロフォームボックスを下から見上げた写真です。電動ファンを付けました。なんでかっていうと、

このボックス全体を若干正圧に保ってやる

ことで外部からの湿気が入りにくくなるという仕掛けなんです。ちなみに最初取り付けたファンはOMRONの100V耐水型AC軸流ファンR87Tでした。非常に立派なものでした。フィンもアルミ製でヘビーデューティーこの上ない物。でも動作音も立派な音がします。(騒音値46db)風呂で半身浴をしているとテレビの音に負けないくらいの風切り音です。調光器をつなげてスピードコントロールしようとしましたがonかoffだけでコントロール不能。と言うことで1週間で仕様変更となりました。実は右の写真は変更後の写真です。最初のが下の写真です。作業のやり方は同じです。アイテムをちょっと調べたらこんな感じ https://www.owltech.co.jp/products/fe1225l/です。

点検口を下から見たファン

4.ファンの速度を落とす

結局パソコン用の12V120角スピードコントロールボリューム付きのものがたまたま眠っていたので、これもまた眠っていた12VのACアダプターをつなげて使用しました。とにかくほんの少しでも正圧になっていればいいだけですから低速回転で十分です。できれば500rpm以下。webでボリューム付きを検索しましたが今あんまり出てないようですのでそれ以外に高耐電力の抵抗や定電流ダイオードなども検索しました。が今一つコスパの点で不満です。最近ではDC-DCコンバーターなるものも廉価で売られています。しかし使用用途から見て下の商品PWM制御コントローラーがベストではないかと特に選抜して載せておきました。(電源のパルス幅の変更で速度調整します) あと、埃よけのファンケースカバーもWebで注文しました。取り付けは両面テープでファンの側面をぐるっと一周しスタイロフォームに窓を開けてはめ込んだだけです。結果無音に近いです。耳を点検口に当てるとわかる程度です。

立派なファンだったが
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5.最後に電動ファンのピースをはめ込む

先程

一箇所(所左上)のピースを発泡スチロールスプレーでとめないで

と書きましたが。このピースを最後にはめ込みます。あと、ファンにごみが溜まったりしたときに外して掃除できるように不織布のフィルターを付けました。ACアダプタは出力側の線を剥いて+-を間違えないように半田づけしました。後は上の空間に斜めにしながらカボッ、ギュウギュウとはめ込んでおしまいです。このピースだけはほこりが溜まったら取り外して掃除しますので接着しませんでした。ファンだけ外して掃除と言う手もありますね (;^_^A

その後スピードコントロールできなくなってしまいました。やはりボリュームを使った加減速には無理があったようです。その為簡単なモーターコントロールモジュールを使って変速する事にしたのが下記の記事です。ぜひ参考になさってください。

〇ここで使用したツール
・カッター
・ニッパ
・ワイヤストリッパ
・半田コテ
・スケール

〇ここで使用した材料・消耗品
・スタイロフォーム 1820X910X厚さ30
・発泡ウレタンスプレー ブルー
・PC用ケースファン 120×120 12V
・ケースファンカバー・フィルターセット 120×120
・ACアダプター input 100V output 12V
・両面テープ スリオン
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