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4.設置・点検用の穴をあける

1.テレビは裏から設置

最初の計画ではテレビもスピーカーも前面(風呂の内側)からだましだまし入れて、長めの木ネジで止めれば何とかなると考えていたんですが。ユニットバスの壁面は前に書いたように2ミリ程度のメラミン樹脂版に発泡スチロールを貼っただけの材質です。木ネジで止めようにも強度的に心配です。また、いったんガラスを貼ってしまうともう二度とテレビをメンテナンスできない。などの理由からテレビの裏側に穴を空けてきちんと取り付けることに急遽作戦変更しました。うちの場合テレビの裏にあたるところは脱衣場ですから何とかなるはずです。このあたりで上手くきれいにできるのかどうか結構不安になってきました。

2.縁の処理は点検口枠で

それでこの点検する穴を空けようと思ったはいいが、その後どうするのか、またなるべく目立たなくするにはどうするかかなり悩みました。1週間ほど悩み続けて出た結論は...。「ずばりそのまま点検口を設置する。」でした。ビルなんかの天井によく見かけるやつです。ただ一度も使ったことのないアイテムだったので、どうやって設置するのか?天井ではなく壁に設置できるのか?元の壁のように美麗に仕上げられるのか?など不安でしたが今はネットがあっていいです。

3.穴の処理は市販の枠で成形します

右のような「点検口枠」なるものがちゃんと販売されていて(そりゃそうだ)、なんとかお父さんでもやれそうな感じです。ダイケンというメーカーのアルミ枠です。説明文には「コインロックを回すだけで、内枠が前に浮き出し、簡単に内枠を開くことができます。内枠は90度開いた状態で持ち上げて手前に引かなければ外れない安全かつ簡単な脱着方法です。」とゆうもの。
型番:WE60J(W)K  色:ホワイト  開口寸法(mm): 600
取り付け方法もPDFファイルで丁寧に書かれていましたが
その後プロ用サイトに変更になり見られなくなりましたのでyoutubeで見て下さい。

点検口枠ホワイト
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カラー: ホワイト

4.テレビを収めるには

でもこれ開口寸法600mmですけどレグザ入らないじゃね?と思った人もいるのではないでしょうか。でも実際にはテレビを斜めにしてやることで、難なく入れられます。ただ、浴室側の穴と脱衣場の穴と位置的にあまりずれないように穴あけします。私の場合奥の壁と床の高さから計測して、スピーカーの設置も考えて80mmほど少し下寄りに穴あけしました。

テレビは斜めで入れます

4-1.石膏ボードを四角く穴あけ

脱衣所側は石膏ボードクロス張りなので施工は楽でした。点検口枠は外枠と内枠がありますが、外枠がすぽっと壁に入るように、枠を大体の位置にセットしてその外周を鉛筆でなぞるか、寸法図を参照して鉛筆でケガクかして切り始めます。ドリルでとっかかりの穴を空けてもいいですが。前に書いた電工ペッカを対象部分に突き立てるように持ち、後ろからドンとやってやるとグサッと壁に入っていきました。

 ここはノコがベスト

150mm程度切ったら大きめのノコギリに持ち替えて切っていきます。このほうが安定したまっすぐな切断面を得られます。四隅を切り取っていきますが壁内に補強の木材があるのでところどころで抵抗が変わります。

前の写真でもありましたが壁内に電線などが配線されている場合もありますから。配線を逃がしながら切断していきます。

無事四角く切断できました。切断済みの4角形の部材は点検口のとびら部分に付けて、そのまま使用しますから丁寧に扱ってください。石膏ボードなので。

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●全長:370mm。

5.点検口枠の扉部分を先に作りました

切断済みの四角形の部材から出っ張った補強材を慎重に取り外し、(この補強木材は脱衣場側からクロスを貼る前にコーススレッドで打たれていたため石膏ボードからだましだましはぎ取ったという感じ。土台の石膏ボードに穴が開きますがクロスで目立たないです。気になる人はパテ埋めしてもいいかもしれません)点検口のとびら部分に流用しました。内枠にぴったり合うようにカッターナイフなどで成形し止めて、補強のためにスタイロフォームを両面テープで貼り付けました。その後とびら枠サイドから気休めのコースレッドをねじ込みました。(片面2本ずつ合計8本)センスのいい別のボードや軽めのコンパネでもいいかもしれません。

補強した扉

6.外枠を木片で挟んで設置

次に外枠を取り付けます。取り付け方は点検口枠に添付の説明書を見るとわかりやすいです。枠と石膏ボードを木片で挟み込むようにしてコーススレッド(木ネジ)でとめる方式です。あまり強く締め付けると枠そのものがゆがんでしまいますので注意してください。

7.設置を終えた点検口枠

メンテ等で開けるときはコインまたは小さめのドライバーで下部のロックを回します。ばねの力でほんの少し前に出っ張ります。90度まで開いて扉の片側をどちらか下げて、手前に引くと点検口扉を外すことが出来ます。これでテレビ周りの作業が楽にできます。この後スピーカーのはんだ付けや録画用HDを後付けした際には助かりました。

〇ここで使用したツール
・ドライバー
・カッター
・メジャー
・電動ドライバ・ドリル

〇ここで使用した材料・消耗品
・ダイケン点検口枠 WE60J(W)K
開口寸法: 600×600
・スタイロフォーム 1820X910X30
・両面テープ スリオン
防水用両面粘着テープ 5931 幅30
・コーススレッド L40