1.コンクリートの穴あけに適したドリルは振動が更に強い
ワイヤレス・AC100Vインパクトレンチ(タイヤ交換用)とドリルを紹介しましたが、コンクリートの穴あけには振動ドリルよりも更に衝撃の強い「ハンマードリル」がスムーズに穴あけ出来ます。下の写真は父所有の物です。回転数は金属加工よりももっぱら木工用・コンクリート用ドリルに合っている感じです。しょっちゅう使いませんがエアコン設置の時にホース引き出しのため外壁面に穴を何個も空けたりする時や換気扇の排気口加工、車庫の車止めの設置時の穴あけには短時間で穴あけできるので、ほんと楽です。外壁に大きな穴あけをする際は6Φ程度のコンクリートドリルを所要の外周に何個も穴あけして穴の間を「タガネ」で破砕して作業しています。これだと角穴・丸穴共に廉価で施工できます。高価な「コアドリル」を購入しなくでも大口径の穴あけができます。振動の度合いが違うだけでこれだけ違うものかと感心します。
2.大口径を一気に穴あけするホールソー
大口径を一気に穴あけするホールソーもあります。国内大手の製品はDIYユーザーにはちょっと手が出ないほどお高いです。その中でもΦ80mmとなりますと特に...。
廉価なものをア〇ゾンで見つけて購入してみました。センターにガイドドリル(超硬チップ付き)があるので、ふらつかずに穴あけできるはずです。エアコンの配管用の穴あけに使用します。その際はドレン配管のこう配を考えて、屋外から屋内への穴あけの際は上向きに、屋内から屋外へ穴あけするときは下向きに穴あけします。「ハンマー・振動」モードでの作業が必須です。
3.タイヤ交換用インパクトと1/2″◇穴付きチャックを組み合わせるのもあり?
電動ドリルばっかし3台も無理という方は、取り付け部分が1/2″◇穴付きのチャックを組み合わせる方法もあると思います。このチャックと「電動インパクトレンチ(タイヤ交換用)」のペアは回転数やハンマリングの強さが上記のドリルと似ていますから代用できると思います。
あとインパクト系ドリルに共通しますが、
ハンマリングが強力だとチャック部分で工具が緩んだり、また、緩まないように強く締め付けすぎると今度はチャックハンドルでチャックが緩められないなんてこともあります。
そんな時は、チャックのハンドルを挿入する穴が3つ(A.B.Cとすると)あると思いますが、A→B→Cと順に締め付けしたり、緩めるときもA→B→Cと順に緩みやすい穴にチャックハンドルを入れて緩めていきます。また、時としてコンクリート粉等が回転部分のすき間に入って回りにくくなったりする場合がありますが、そんな時は無理せずCRC556などの潤滑剤を吹いてゴミを払ってから締めたり、緩めたりするとうまくいく場合があります。ペンチやバイスなどでチャックハンドルを回すのは、最終手段としたいですね。