1.ソーセージアダプタを取り付け
この春から使っているkitchenAidのミキサーです。パン作りをメインに使ってきましたがこのミキサー、アタッチメントをつけ替えることで色々な加工ができます。最初に自家製ソーセージが簡単に作れるという「ソーセージ押し出し機 フードグラインダー用アタッチメント 」を購入してさっそくチャレンジしてみました。例によってアマゾンでポチっとやってすぐに届きました。単なる円錐状のノズルですが出口にピタッとフィットしてスムーズに肉種が送出されそうです。2本セットですが、太い方がフランクフルトソーセージ用で細い方がウインナーソーセージ用アタッチメントです。
私は、コストコで9KSM95と言う機種を購入しましたがamazonでは同型はありません。容量・付属品・風体から9KSM160FGWHが一番近いようです。1年保証でコストコよりも安いですが故障などの場合どうするのか要確認です。
sausageアタッチメント
旧製品欠品のため差し替えました2.ゲル状になった肉はうまく充填できない
ネットに出ている肉種のレシピ
•豚ひき肉 400g
•牛ひき肉 100g
•玉ねぎのすりおろし 1/4個分
•卵白 1個分
•コーンスターチ 50g
•グラニュー糖…小さじ1/4
食塩・香辛料・白ワイン・氷水他
を参考に、ひき肉に香辛料を混ぜて肉を低温に保って材料を配合して、いよいよこのアタッチメントで豚腸に注入しようとやってみました。しかしスイッチを入れ低速から高速で試してみるのですが、
ミンチ状の肉はノズルの先端から出てきません。
アマゾンの口コミを見ると、
どうもそこそこ小さな肉片をひき肉状にしながら充填するのは得意なようですが、ドロッとしたゲル状になった肉はうまく充填できない
ようなことが書いてありました。これではラチがあかないのでこのミキサーを買ったときに付属していた穴の中に詰め物を押し込む棒を使って上から押しこむようにしながら作業しました。でも、これまた押し込み棒よりも穴の直径が大きいのです。そのすき間から肉が逃げて上に上がってきてしまいます。更に、再度充填物を押し込もうと棒を引き揚げるといったん下部に入った充填物を吸引する方向に力が働きますのでその時は充填物を押し出せずに、逆に充填物に空気が混入するような状態になります。一旦空気が入って出てきたウインナーは縫い針でプチっと穴を空けて空気を抜いたりしなくてはなりません。おかげで1キロの肉種を充填するのに2.5時間ほどかかってしまい腰が痛くなりました。これなら普通の絞り袋を使った方が手早く作れますよね。
3.強制充填用スクリューブレード製作
しかし、ここで諦めたらソーセージアダプタの1600円が無駄になるし「ソーセージ用口金セット(絞り袋付き) ウィンナー用 」を別途購入しなくてはならない。なんとか快調に肉種を送り出すことは出来ないかといつものように考えた結果は...。
「スクリューブレードを電動ドリルで回転させることで肉種をアタッチメントの穴に送り込む」というもの。今考えるとここまで必要だったか?と思いますが...。 (;^_^A
この「スクリューブレード」普通のホームセンターで売ってないと思います。百均を物色したり、園芸用の支柱を立てるときに地面に穴を空ける「支柱用穴掘り機」を加工して使用することも考えましたが、ミキサーアタッチメントの穴に合うΦ40のものは探せませんでした。で、こんな分野は「モノタロウ」でしょう。ということでかなり長時間モノタロウwebを探索しました。やっと見つけました。衛生的で耐摩耗性・耐薬品・耐酸・耐アルカリのΦ40のスクリューブレード(モノタロウの商品にリンクします)です。
仕様は
外径D(Φmm) 40+0.2
寸法L3(mm) 156.5
穴径d1(Φmm) 10
とぴったり?
しかしこの直径の物だけ結構お高い。ソーセージアダプタ+ソーセージ用口金セットを買うより高くなってしまいました。しかし、こちらは電動だから便利だと自分を納得させて進めることにします。
スクリューブレードの中心軸になるパイプは近くのホームセンターで購入しましたがΦ10のステンレス管が無くΦ9.5のステンレス巻き鋼管に誤差分のアルミニウムテープを巻くことで代用する事にしました。Φ10のパイプが手に入った方はしっくりスクリューブレードに収まると思います。パイプカッターで約180程度にカットしました。
パイプ両端の穴をホットボンドで塞ぎました。穴に肉種が入ると不潔ですから。パイプをスクリューブレードの穴に挿入します。
4.使用した感想
これを電動ドライバーにセットして反時計回りに回転させると、問題なく肉種がアタッチメントの穴に入っていきます。ある程度の位置に保持して、ゴムベラで穴の方へ肉種を寄せてやるとスムーズに吸い込まれていきます。アタッチメントの皿にいっぱいに肉種を乗せておいて供給できるので楽です。これを使って腸詰してみましたが、同じ1Kgの肉種を詰めるのに腸の交換も含めて15分弱程度で終える事が出来ました。
注意点として
〇あまりアタッチメントの奥までスクリューブレードを押し込まない事です。アタッチメントの穴は奥に(下に)行くほど狭くなっています。寸法的に穴の奥はΦ40以下になっていますので摩擦でドリルが止まってしまいます。
〇調子に乗ってアタッチメントの具材供給口とスクリューブレードの間に指やヘラなどを挟まないように。まあ、挟んでしまっても押している側がハンドドリルですから、ドリルが浮くだけなんですが。
ソーセージそのものの味・食感・見栄えはまだまだですが、肉種の配分量やこの後のスモーク作業について納得いく方法が確定しましたらご紹介していきますのでよろしくお願いします。
なお作業の様子を撮影し忘れたので次回YouTubeでアップしたいと思います。
5.その後
ジューシーなソーセージと多くのwebページに書いてあるのですが、苦労して作っても、市販の大量生産ウインナーのレベルにさえ、到達しません。
私の感覚では原材料は元より調味料やらなにやらどこか間違っていると思っています。
肉だねを冷やせとか、温まる前に手早く作業するとか、脂身を入れろだとか、しばらく寝かせろだとか、一通りやってみましたが、すべて失敗?味は腸詰の餃子ですワ
youtubeで関連の動画を見ても改善点が出ませんでした。
連戦連敗のため、家族の反応は当然今一つです。今のところソーセージに関しては一言「挫折」した状態です。新機軸の情報が得られればやってもいいかな?
そもそも「ジューシーなソーセージ」ってどんなソーセージ?