1.何でデロンギエスプレッソマシンにしたか?
我が家でコーヒーは長らくドリッパーを使いコーヒーを入れていました。それなりに美味しいコーヒーは入れられますが、豆を挽いて、お湯を沸かしてドリップ紙をセットして慎重にお湯を注いでとそれなりの手数と時間がかかってしまいます。ちょっと時間がたつと冷えてしまいますし。コーヒー自体が酸化してまずくなっていきます。ドリップ式の電気コーヒーメーカーも使っていたことがありましたが自動給湯しているだけで手動とあまり変わらないので止めました。そのうちエスプレッソコーヒーも飲みたくなり自宅での作り方を調べてみるとかなりハードルが高いことを知りました。エスプレッソはとにかく
高温高圧で短時間にコーヒーを抽出
しなければならないんです。結果少々高額ですがデロンギの全自動コーヒーマシン ESAM1000SJ なるエスプレッソマシンを買いました。
15気圧で抽出+交換フィルター不要+ボタンポチッで15秒程で出来上がり
と言うのが決め手でした。新鮮入れたてエスプレッソがいつでも飲める!! 今はもうこれ無しでは生きていけないレベルかな (;^_^A
今回はこのマシンで私が経験した2点のトラブル解消法について書きたいと思います。きっと同じようなトラブルに見舞われている方がいるのではないかと思いますのでぜひ参考にしてみてください。なお新しい機種は手元にありませんがnetで調べると基本的な構造は同等と思います。
2.デロンギのエスプレッソマシンでエラー
もうそろそろ5年になりますが、デロンギの全自動コーヒーマシン ESAM1000SJ を買って、2か月程経ったころだと思います。電源ONの後、立ち上げ時に普通ならギーギー音を立てて熱湯が排出口から出てくるのですが、湯が排出されずどこかで詰まっているのか苦しそうにクークーと言う音に変わり、しばらくすると赤エラーランプがついて停止してしまいます。電源を切ったりして何度もやってみるのですがだめです。徐石灰液でクリーニングしようとしてもそもそも立ち上げ時にエラーになるのでどうしようもありません。その後フィルターユニットの金属性のポチポチ穴の開いた円盤をドライバーで外して中のスプリング弁周辺も掃除するのですが同様のエラーで停止してしまいます。
内蔵フィルター本体
内蔵フィルターside
3.修理から帰ってきてもエラー
半年ももたずに故障修理サービスに出すことになりました。1週間ほどして修理完了との事で自宅に配達されてきました。しかし!
なんと電源を入れて運転直後全く同じ症状でエラー
となりました。やっぱりイタリタ製家電はこの程度の物かと思うことしきり。長期間好物のエスプレッソを我慢させられて、またぞろ修理に出すことは厳しすぎる選択です。そこでなんとか自分でエラーから復帰する方法を考えました。
4.エラーの原因を探る
エラーの原因はボイラーからの熱湯が管路又はフィルター部(ここが怪しい)で詰まってしまい。排湯できない事で高圧になって、安全装置が働いてしまいエラーとなるのではないか?という推察をしました。
5.エラーにさせない方法
超簡単な解消方法をお教えします。
起動時のクリーニング動作時に
a.苦しそうにクークーと言う音を発し始めたら
湯経路内の圧力を下げるため
b.スチームコックを反時計方向に少し回し
スチームノズルから少量の湯を逃がします。これによって湯経路の異常な圧力上昇を抑えて
初期のクリーニング動作をエラーに引っかからずに継続
させることができます。そのうち本来の出湯口から湯が排出されるようになるので
C.コックを時計方向にいっぱいに戻し
ノズルからの出湯を止める。
以上で終わりです。
きちんと徐石灰メンテナンスを行っていてもこのエラーがでる事があります。そんな時はぜひこの方法でエラー回避してみてはいかがでしょうか。我が家の場合、今まで5年間使ってきて4~5回程度この症状が出ましたが、毎回上記のやり方でクリアできました。現在は全くエラーが発生しません。とにかくフィルターユニット内のスプリング弁などは非常にデリケートなので安易に触らない方が無難です。電子制御部分もありますが、主要部はオールメカ動作なので癖が判ると逆に故障に強いかもしれません。さすがイタリヤ製 (;^_^A (現在は日本でも作っているのでしょうか?)。
もちろんこれ以外の故障もあると思いますがその際はユーザサポートに相談してくださいね。
普段使っている除石灰剤安くてお勧めです
6.給水にも気を配りましょう
実は私の前の職場に型番は違いますが、デロンギのエスプレッソメーカーがコーヒー豆屋さんからレンタルされていました。その時30センチぐらいの筒状の浄水器も同時に設置していきました。つまり使用頻度が高い環境では水質にこだわって使用した方が良いと言う訳です。クエン酸による徐石灰メンテナンスを行っていて先述のエラーがでる事があると書きましたが。自宅では給水タンク周辺などには白い粉状の汚れが出てきます。それだけ水道水には多量の「カルシウム」が含まれています。(東京都は60mg/L含有との事) 善玉ミネラルと位置付けられているカルシウムですが、加湿器やコーヒーメーカーにとっては迷惑な代物です。軟水の国日本ではこのカルシウムを除去する浄水フィルターはなかなか見当たりません。ヨーロッパ製で硬水を軟水化するという「ブリタ 浄水 ポット」なる物も売られていますがネットを調べるとなかなかの評判です。ただ自分では使っていないのでコスパはよくわかりません。
東レとブリタの浄水器
旧製品欠品で差し替え私の住んでいる地域はKurita全国水質マップを参考にすると最も低いカルシウム含有量ですがそれでも白い粉が出てきます。気休めで東レの浄水フィルターを使っていましたがミネラル成分を通すフィルターのためか白い粉はそれでも出てしまいます。そこで現在使っているのがクリクラです。うちの地域では12リットル配達料込で1350円です。ウオーターサーバーが無料とありますが、1年に1回交換メンテナンスがありますので5000円(水12リットル1本付属)必要です。機能としては冷水器と湯沸かし器の役目をしてくれるので、いつでも冷たい水と熱いお茶を入れることができます。肝心の水質ですが
一度純水を作りそれにミネラル分を適宜加える
方式の水だそうなので
カルシウム含有量は6.6mg/L
と水道水の1/10程度と非常に低いです。時々ミネラルウォータが良いというネットでの記事を見ましたが
ミネラルウォーター = 低カルシウムとは限りません
ので注意してください。最初はただの水に何でお金を払うの?と思いましたが、毎朝の緑茶や特に夏場、清涼飲料水として飲む感じがたまらなくて消費量が増えます。赤ちゃんのいるお宅では、粉ミルクのお湯としていいらしいです。で今はデロンギエスプレッソメーカー+この水がベストではないかと思っています。契約したらクレヨンしんちゃんのマグネットステッカーがもらえました。 (;^_^A
7.コーヒー豆の供給ミスエラー解消
エスプレッソマシンを購入して半年頃から
エスプレッソ用の超深煎り豆
を使うようになりました。マシンのマニュアルには超深煎り豆は使わないように書いてありましたが、
「カラッとした後を引かない苦み」+「酸味は不要」
が好みなので超深煎り豆を使うようになりました。ただこの豆。超深煎りのため、表面にコーヒー油が出てきてます。その油の粘りのせいで豆を入れるボックス内から自然にミル入り口に供給されていた豆が滑りにくくなってミル穴に落ちて行きません。どうも傘状のプラスチックキャップのような部分に引っかかってしまっているようです。
豆がケースに入っているにもかかわらず
時々豆挽きに失敗
してエラーランプが点灯してしまうようになりました。そのたびに豆ケースを指で撹拌し豆をミル穴に押し込んでいましたが、大量に豆を補充した後は結構な頻度でエラーが発生しイラッとします。そのためミル穴の上についている
傘状の部分を三本足の根本からニッパでプチっと切除
してしまいました。こうすることで豆は上から供給されますので「豆挽きに失敗」する事は皆無となりました。このマシンは小粒で乾いた豆を想定して設計されたのだと思います。
傘状の部分をカット
フルに豆を入れてもOK
ちなみに、ここ2年程使っている豆はカークランド(コストコ)のエスプレッソブレンドです。最初は自家焙煎で非常に品質の高い豆を近所から調達していましたが、何せ飲む量が多くなってくるにつれ出費もかさんでしまうので、原料豆の選別は今ひとつですが1Kg近く入って超深煎りでこの値段なので...。コストコに行くといつも3~4袋買い込んできます。