1.楽天 ひかりでのSIP電話接続
楽天ひかりに加入して困ったことは、楽天Xpassに対応するHGWが無いことでした。通常のインターネット使用の場合は問題ないのですが、
うちの場合はひかり電話に加入していて、しかもその電話機がアナログ電話機でなくSIP電話機なんです。
SIP電話機だと下画像のようにNTTのHGW(PR-400MI)への登録が必要となります。
ですから、楽天の「インターネット接続方法」(ひかり電話を「利用する」場合)の接続方法は使えません。
楽天ひかりに加入する前にサポートに電話して確認したところ。
SIP電話機の接続に関しては想定していない？ようでXpass接続ではなくIPoE接続での運用を進められました。
Xpassに対応するNTTのHGWが出てくれば問題ないのですが、特殊な通信方式なのでいつになるかわかりません。
コレに関するWeb記事はホントありませんねぇ．．．。
もしうまく行かなかったらTP-Linkのルーターを無理に使わず、IPoe接続で運用すれば良いと言う安易な気持ちで
Xpass＋FreePBX(SIP電話)接続をやってみました。
2.Xpass＋SIP電話機の接続その１
NTTのHGW(PR-400MI)は上画像のように内線３～7がSIP電話機を登録できるようになっています。
うちの場合は、SIP電話機の代わりにFreePBXを登録して。その配下にSIP電話機が接続される形で運用しています。
Xpassインターネットを設定したらXpassルーターを越えて、その先につながっているHGWに登録しなければなりません。
最初に考えついてのが、Xpassルーターに静的ルートを設定して登録するやり方です。
下画像はTP-LinkのArcher A10(AC2600)のネットワーク→静的経路設定の画面です。
HGWに「行きと」「帰り」のルートを設定する仕掛けにしますので。
１台のPBX(SIP電話機)の分、設定するとすると．．．。
という形になると思いまます。(私はこのやり方を実証していません)
SIP電話のデフォルトゲートウェイはXpassルーターのアドレスにしてやってください。
DHCPサーバーはHGWで設定せず、Xpassルーター側で設定します。
ただし、このやり方ですと５台SIP電話機があるお宅では５台分のルートを設定しなければなりません。
3.Xpass＋SIP電話機の接続その２
もう一つのやり方は、直球勝負？のやり方です。
HGWをひかり電話の一つのノードと見立てるやり方です。
下の画像で紫色の矢印で示したLANケーブルを接続します。なぁーんだか馬から落ちて落馬したみたいな配線ですが．．．。
こうすることで、静的経路などを設定せずともLAN内にあるひかり電話ポートに登録・接続されます。
最初Xpassルーターから見るとWAN側にひかり電話ポートがあってセキュリティー的にどうよ、と思いましたが
考えてみると２段ルーターなので実質LAN内の接続ということで自分を納得させました。
FreePBX(SIP電話)のデフォルトゲートウェイはXpassルーターのアドレスにしてやってください。
DHCPサーバーはHGWで設定せず、Xpassルーター側で設定します。
FreePBX(SIP電話)の登録先はHGWのアドレスです。
当たり前といえば当たり前ですが無事登録できました。問題なく電話システム・インターネットとも動作しています。