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ベルトサンダーを選ぶ

1.ベルトサンダーの使い所は

木工や鉄鋼にも使えるツールです。通常のジスクグラインダーなどでも代用できる部分が無いとは言えませんが。
決定的に違うのは

1.広い平面を持っているので木工・鉄工とも面を均一にならすように削る加工に適しています。
2.サンドベルトの駆動スピードが通常のジスクグラインダーより低速なのであまり熱を持つ事無く安定してじわじわ加工できます。
3.研削部分が回転運動ではなく直線運動をしていますから、加工面にうろこ状の模様が残ったりしにくいです。

単純に言うとサンドペーパーがけを電動でやってくれるツールですね。

 最近では超大型デスクの天板に使用しました

 広めの平面がある

 据え置き型にもなる

2.ベルトサンダーの仕様は

私の使っている物は廉価な高儀の製品です。付属のクランプ(簡易バイス)を本体穴に差し込んでテーブルに取り付けると「据え置き型」としても使えます。
アマゾンではやかましいと評判ではありますが、丸鋸やジスクグラインダーでの加工時にも同程度のノイズが出ますので、私はあまり気にしていません。

高儀BSD-110の製品説明には
回転数:約28,000min-1(1分間に2万8千回転の意)
とありますが、これは内蔵されているモーターの回転数だと思いますので参考になりません。
途中変速ギアなどを経由して、肝心のベルト速度は220(m/min)です。
他社製も大体このくらいの数値です。
ちなみに
ジスクグラインダーの回転数は11,000回転/分程度ですから。
φ100mmのディスクを装着したとすると。周速度は

v=πDN/1000=3455m/min

となり約16倍の速度ですので全然違います。
当然こちらは熱や火花も出ますよねぇ。

 長年使用のリョウビのジスクグラインダー

 簡単に着脱できる

 粒度は色々あります

3.交換用のベルトの規格に注意しましょう

交換用のサンドベルトの幅や長さには何種類かの規格がありますので注意して購入してください。
高儀BSD-110のサイズは

1.幅76(75)mmx周長457mm
のタイプです。
似たもので
2.幅76×周長533mm
他に
3.幅100mx周長610mm(915mm)や幅10mm

のタイプもありますから間違えないようにしましょう。
また

粒度は#40(荒)~#240(細)

が多いです。
私はセットものを購入しましたが結構長持ちしています。

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 方向を確認して

 ベルトにも方向があります

4.ベルトの交換は簡単

サンドベルトの交換は簡単です。
本体サイドのレバーを引き起こすと張っていたベルトが緩みますから、別のベルトの矢印と本体の回転矢印を合わせる様に挿入して、レバーを元にもどすだけです。
他社製も同様の機構です。
あと
ベルトローラーの摩耗などで、回転させるとベルトが脱落したり逆に本体横にこすれたりした場合はローラーの傾きつまみを調整する事で修正できます。
これも他社製も同様の機構です。
ベルトサンダーを使う様になって、サンドペーパー掛けで手に豆が出来て泣きたくなる様な事は無くなりました。

 ベルトがかたよった時に調整します