3-1.天板にスイッチ穴を空ける
脚部をねじ止めする前に設計図の天板上にオレンジの四角で示した角穴を空けます。
この部分に電源スイッチを設けてPC用・エレピ(ミシン)用それぞれのテーブルタップのOn-Offが出来るようにしたかったんです。
裏側の脚部の鋼材に干渉しないように右側にずれて穴あけをしました。
このタッチスイッチの表板サイズは78×125ですが裏の配線部分は45×70ですので
ジグソーの刃が入るようにドリルで穴あけした後にジグソーで直線で4本切断しました。
表は78×125
裏は45×70
ドリルで穴を空け
ジグソーでカット
こんな感じ
3-2.脚からのボルトを受ける鬼目ナットを埋め込む
今回は鬼目ナットを天板に埋め込んで脚からのφ6の六角穴付き家具ボルトで締め付ける事にしました。
この方法だとダボ穴を空けて締め付けてダボで塞いでなどと言う作業が要らなくなりますし、強度もそこそこ出ます。
鬼目ナットのパッケージには下穴径と下穴深さが明記されていますので、それに従って穴あけしますが「下穴深さ」が13mmと天板板厚18mmと比べてゆとりが5mmしかありません。
下穴が浅いと鬼目ナットが板面から浮いた状態になりますし。
深すぎると表側に穴が空いてしまいます。
「下穴深さ」が浅い規格の鬼目ナットは強度的に落ちます。
M6x13ツバツキ鬼目ナット
パッケージ裏に下穴径が
傾いて下穴を空けてしまうと斜めのネジになってしまいますので注意します。下穴は8.7~9ですがΦ8.5の木工ドリルにドリルストッパー(金属リングをイモねじ止め)で深さを決めて穴あけしました。ですが0.3の寸法公差は木工加工で結構厳しい数値ですよねぇ
悩ましいのですが何とか20箇所穴あけしました。
ただやっぱり今回もやらかしてしまいました。ドリルストッパーで深さを限定していましたが途中でストッパーのねじが緩んでしまい貫通してしまいました。しかもPC作業をする目立つ場所です。
鬼目ナットを締め込んだ後、反対側の穴に百均のエポキシパテを指で揉んで詰めました。最後はラップで押さえてやると滑沢な表面になりました。
その後、ドリルストッパーが緩まないようにドリルにマスキングテープを巻いてストッパーをねじ止めしました。
鬼目ナットを締め込むときには鬼目部にタイトボンドを軽く塗ってやりましょう。
下穴が垂直にあいていれば、六角アタッチメントビットを電動ドライバーに装着して作業すると斜めに入る事も無く難なく終了します。
ストッパーを使って深さ調整したが
ストッパーが緩んで1箇所貫通してしまった
百均のエポキシパテで修復
カッチカチに硬化
鬼目ナットにタイトボンドをつけてから
六角ツールで締め込む
しっかり埋め込んだ
3-3.土台フレームに天板を取り付ける
パネルスイッチの角穴と鬼目ナットのねじ込みが終わりましたので、天板と脚を別々に設置部屋に搬入して、組み立てます。
脚部は軽くて窓から簡単に入れられますが、天板の方は18mmとはいえ、2500ありますから結構な重量です。二人がかりで片側を持ってもらって部屋に入れる事が出来ました。
6角穴付き家具ボルトは頭の面積が広くてワッシャーなどを使わずに安定して締め付けられます。また、6角穴なのでねじ頭がナメる事も少ないです。欠点は価格がちょっと高めです。下の画像は黒染めですが実際はステンレスのタイプを使用しました。
大判ですから対角線にボルトを軽く入れていきひずみなどが解消されてから「本締め」します。電動工具を使わないで、ここでは過負荷を避けるために手作業で6角レンチを締め込みましょう。天板は脚部上ではガタガタ揺らす事はありませんから人力でソコソコで締めてもし使用中緩んだら増し締めすればいいと思います。