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フォークギターにクラシックギター弦を張る

1.音はどんな感じに変わるのか

柔らかい音が懐かしくなりましたので。フォークギターにクラシックギター弦を張ってみる事にしました。
マーチンの弦でそれ用の弦が売られていますのでそれを使う事にしました。
品名はMARTIN M160 Classical Silverplated Ball End/High Tension
特徴は弦の末端がボールエンド(通常のスチール弦と同じ)になっているので、クラシック弦のように編み込んでロックするタイプのブリッジでなくても張れる点です。
あと、左画像にもありますように「HARD TENSION」の仕様でスチール弦の張力の感触と似せる様にしているようです。

2.弾き心地は

実際に弾いてみると、ソコソコの張力ですが、5・6弦あたりはチョットグネグネします。
ナットにはゲージか違いますから当然ぴったりとハマりません。特に123弦が浮いてしまいます。
かと言ってナット溝を広げてしまうとスチール弦に戻した時にガバガバになります。
長期間この弦を張るように決めた人はナットを削った方がいいです。

3.ナットを成型するには

専用のナットヤスリがないとうまく削れません。すごく薄い特殊なヤスリです。実はこのギターを買ったときのナットが気に入らなかったので新しいナットを購入して自分で削りました。マスキングテープで保護した後、少しずつ塩梅を見ながら削っていきます。youtubeに結構事例が出ていますので参考になります。

4.サンプルを録音しました

レイテンシーがほとんど無いUAC-2にベリンガーダイナミックマイクをバランス接続してやりました。
本当はラージダイヤフラムのコンデンサーマイクを使って録音すべきなのでしょうが、バランス接続なのでノイズは殆どありませんでした。

DAWはcakewalk・sonar時代から使い慣れた「Cakewalk by BandLab」を使用して録音しました。
現在は無料の日本語対応DAWソフトです。一時会社がよく変わりましたが、現在はフリーソフトになって10年以上経つ安定高機能軽量DAWソフトです。各社プラグインにも、まるっと対応します。
オンラインでサウンドパック・ループ・ワンショット音源やトラックマスタリングなどにも対応しています。

5.実際の音を聞いてみて下さい

クラシック弦を張った音 スチール弦を張った音
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6.結論として

今回フォークギターにクラシック弦を張ってみて気づいたのは本体がクラシックギターでなくともそれなりの音になると言う事です。
ただ、弾き心地がかなり変わります。

・テンションが結構ばらついていますので(慣れかもしれない)
 ピック離れ・指離れがかなり違います。
・ナットをこの弦専用にしていないとローフレットで弦高がしっくりこない。
・これも慣れだと思いますが、弦を抑えようとする指の下で弦が
 コロコロ回る?・滑る?感じがします。

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